水溜り


私はランドセルを背負って、夕闇をとぼとぼと歩いている。
まだあの頃は田んぼにある季節になると蓮華が咲いていた。
水路にはタニシが生息していた。
秋になればコスモスが広がる。
そんな時代。
歩いていても何だか憂鬱で。
家に帰るのが嫌だったのかもしれない。
家に帰れば誰かが、お帰りと言ってくれるかもしれないのに。

家に着いた。
その日は珍しく誰もいなかった。
押入れから飛び降りて遊んでいた。
どしんと音がした。
あんた何やってんの?
大きな目がこっちを見た。
気がつくと全然違う家にいた。
気の強そうな子がこっちを見ている。

私はまた外に出る。
何処にもいられないのだろうと思っていた。

また迷路に迷い込んだようだ。

小さい頃の私は、何処か危うかった。

散文しか思いつきません。
フィクションのようなものです。


■昨年、アール・ブリュット展を見に行きました。
その時は正直言って気分が悪くなったのですが、今頃になって色々見てみたいなと思うようになりました。
元気な時に見ても、そうでない時に見ても色々考えてしまいそうですが。
アウトサイダー・アートに関する本を買って読んでみようと思います。

いつまで何の為に打ち続けるのだろうか。

よくわからない。

日常はあっという間に過ぎていきます。

今日はフィギュアスケートの放送があるので楽しみです。

やっとまともに人と電話で話すことが出来ました。

あの人は難しい人だ。