シドニー旅行記 10月21日 前半

○三日目○


朝6時前に目がさめる。外は曇で雨が降りそう。

Tさんと「雨だねー」といいながら部屋を出る。

朝食はホテルでバイキング形式でした。
Tさんに先に知人の方と座っていただき、私は同じ班のボランティアの方と、他にもお一人で参加された方がいるので、一緒に食事を取ったり、今日はこうですよと話をしたりしました。

この旅行は200人以上参加したのですが、全員が揃うまで時間を要することがここでわかりました。
無事全員そろい、介助も終わると食事。
どうも私は食べられるものがなく、果物とヨーグルトを食べました。


8時半頃ホテルを出る。
モノレールに乗ることになりました。
雨が結構降ってきました。
私は、傘を持ってこなかったので、レインコートを着て移動しました。
かえってこの方が楽だったかもしれません。
モノレールは、シドニーのビル群の間を走っているという印象を受けました。
ご家族で来ていた二組の方と一緒に乗ることになりました。
その後、このご家族二組とは、食事の時に大体一緒に座って、色々と話すこととなります。


私はTさんが心配だったのですが、同じ班のボランティアの方(仮にNさんとします)が一緒にいてくれていて、Nさんは年下の方ですが、この先きっと私はこの人のことを忘れないだろうな、というくらい、印象に残ったのです。
私は何て狭い付き合いしか出来ないのだなとふと思ったくらい、人との接し方が上手なのです。

今回ボランティアでの参加者は沢山いました。

私は〔人を見る〕のが基本的に好きなのですが、ボランティアの中で良い意味でとても華があって、目立っている人はいます。

でもNさんはそんなに目立たないけれど、きっと優しい人なのだろうな、でも的確に物事を言うところがあるな、と思いました。
それはNさんの育った環境からなのかもしれませんが。

私はこのNさんから色々と学んだように思います。


その後、セントメアリー大聖堂というところにバスで移動しました。
ここは威厳あるゴシック様式の大聖堂です。
高さ160メートルの窓には、ステンドグラスがあるのですが、ため息が出るほどに綺麗でした。
私はクリスチャンではありませんが、学生の頃から教会や聖堂が好きで、実際に生で見られたことに感謝したいところです。
ここでは何とパイプオルガンの演奏もありました。
荘厳な音色は、日本での何だかよくわからない生活?を忘れさせるような印象を受けました。
皆静かに演奏に聞き入っていました。

そのあと昼食を日本食レストランの四季でとりました。
お寿司やうどんが出て驚きました。
日本食レストランなので、出るとは思うのですが、他の方もお寿司に驚いていました。
ここではNさんや二組のご家族と、食べ物や家族について話をしたように覚えています。


三日目は長い印象になると思うので前半としてここで終わります。


追記・この日にシドニー水族館にも行ったのですが、書き忘れていました。
記憶をさかのぼって書いているので、中々上手くまとめられないのですが、ここに記します。

シドニー水族館は、かものはしがいると聞いていたので、とても愉しみにしていました。
実際に見たかものはしは、正直描写すれば、この生き物は寝ているのではないかと言うほど、ゆったり動いていました。
他にもきっと日本にはいないであろう、魚を見たり、ペンギンを見たりしました。
規模は大きくないのですぐ出てきたのですが、日本では見られない生き物を見ることが出来て良かったです。

続く。